兵庫は広い

標準

兵庫県は大阪や京都と比べ、面積が広いのでいろんな土地柄があります。大きくざっくり分けると3つに分かれ、神戸・三宮を中心にそれより大阪よりの地域の阪神地区、西側の地域の播磨地区、そして六甲山より北側の但馬地区に分かれます。さらには淡路島など、瀬戸内海に浮かぶ島も多くあり、島での就職ということも考えられます。また、阪神地区も大きく分けると尼崎市などがある南阪神地区と宝塚市などがある北阪神地区に分かれますし、播磨地区も明石市や加古川市がある東播磨地区と三木市や小野市がある北播磨地区、そしてかなり岡山県に近い姫路市や相生市がある中・西播磨地区に分かれます。それぞれの地域がそれぞれの特色を持った地域柄を形成しているので、自分がどのタイプの都市に合っているのかをしっかりと見極める必要があります。
まず一番都会的な雰囲気が色濃いのが大阪に近い南阪神地区です。尼崎市などはほぼ大阪といってもいいくらいで、住んでいる住民も神戸や三宮よりも梅田や大阪に親しみを感じているようです。雰囲気も神戸というよりも大阪に近い雰囲気を持っていますので、大阪のノリがあまり得意ではないという人はこの地域は避けたほうがいいかもしれません。北阪神地区は宝塚市や川西市が中心となっています。宝塚歌劇団があるくらいですから、文化的なレベルはかなり高いと思われます。芦屋市も近いということもあり、セレブな感じの人が多い地域だと言えます。患者様もあまり理不尽な要求をしないように思われます。神戸より西に行くと播磨地区ですが、東播磨地区の明石市などがいわゆる兵庫県の雰囲気を持っているといえるかもしれません。この地域の人は遊びに行くとしたら三宮や神戸になりますので、神戸の雰囲気を色濃く持っています。ここまで来ると大阪の色はほとんどなくなりますので、患者様も温厚な人が多い印象です。しかし、さらに西に行った西播磨地区では今度は逆にガラが悪くなります。言葉遣いもかなりきつくなり、本人にその気がなくても高圧的な態度と取られるような言動が見られるようになります。患者様もそういった人が増えてくる印象です。播磨地区の北に行くとニュータウンが多く、昔から住んでいる人は少なくなり、兵庫県に移住してきた人が多く住んでいます。いわゆる関西のノリはかなり薄くなり、いろんな文化が雑多に混ざった印象です。
兵庫県は面積が広いので、その土地その土地でいろんな風土があります。自分の働きたい病院がどんな病院なのかをしっかりと考えた上で、地域を選ぶのがいいでしょう。転職する際も看護師の人柄を見てから選ぶと良いかもしれませんね。