淡路島地区

標準

兵庫県を語る上で忘れてはならないのが淡路島です。この地にも当然人が住んでおり、人が住んでいるからには当然のことながら病院があります。淡路島で看護師の免許が取れる看護学校は限られているので、基本的には淡路島で看護師として働いている人は、ここの看護学校出身の人です。中には奇特な人もいて、地方からわざわざ淡路島に働きに来ている人もいるにはいますが、それも例外中の例外で、基本的には淡路島で生まれ育った人が、淡路島の看護学校に進み、そしてそのまま淡路島の病院に就職するのです。
ですから、この地で看護師として働くには転職ということはあまり考えないほうがいいでしょう。狭い地域での話なので、あまり転職を繰り返していると、いずれどこの病院も雇ってくれなくなるかもしれません。この地で働くなら、一度働いた病院に骨を埋める覚悟でやらなくてはなりません。もちろんどこの病院でも長く働いているお局的な看護師がいます。そういった人たちとうまくコミュニケーションが取れるということも必要な条件に入ってくるでしょう。どうしても女の職場なので、ドロドロした部分はあります。そういった雰囲気の中でもいかにしてのびのび働くことができるのか。そういったことに自信のある人でなくては淡路島での看護師は勤まらないかもしれません。
田舎はどうしても閉鎖的な空間になってしまいます。患者様もほとんど顔見知りになりますので、あの看護師が好きとかあの看護師は嫌いとかそういった話にもなるでしょう。看護師の側もそういった傾向があり、あの患者様は好きとかあの患者様は嫌いとかそういった話になることもあるでしょう。そういった雰囲気になりがちな田舎の病院で、いかにして顔に出さず平等に患者様と接することができるのかというのも大きなテーマとなるでしょう。いずれにしても、都会の病院で働くのとは全然違う雰囲気があることは忘れてはなりません。
もう一点、淡路島には電車が通っていません。淡路島はかなりの車社会ですので、車の免許がなくては、淡路島で働くのはきついでしょう。通勤は基本的には車だと考えて差支えがないかと思います。
淡路島の病院をいくつか挙げてみたいと思います。「聖隷福祉事業団聖隷淡路病院」という病院があります。ベッド数も150以上あり、淡路島の中では最も大きい部類に入ります。あとは小さなクリニックなどが点在している状態です。ゆっくりのんびり働きたい人は淡路島に来てもいいかもしれません。